『POPULAR 「人気」の法則』を読んでおもしろかったところをメモしていきます。
2種類の人気
本書によると、人気は2種類に分類できるそうです。その2種類とは、社会的地位を反映した「ステータス」と、人として好かれているという「好感度」です。
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色々な研究
本書に載っていた面白そうな研究をざざざっと書いていきます。
子どもの頃に人気だったと感じている大人は幸せな結婚生活を送り、職場での人間関係も良好であり、社会の一員として意義を感じる傾向が高い。
子どもの頃に人気だったと感じている大人は幸せな結婚生活を送り、職場での人間関係も良好であり、社会の一員として意義を感じる傾向が高い。
グーグルでの研究。
ビジネスマンが幸福かそうでないかは2つの要素で予測できる。
ビジネスマンが幸福かそうでないかは2つの要素で予測できる。
1つは、上司からの頻繁に建設的なフィードバック。
もう1つは、誰からでもいいから好かれていると感じること。
自分が惹かれた相手に気に入られたと感じたとき、脳が最も強く活性化する。
いじめられるかも、ゲームで負けるかもと考えるだけで、炎症系の遺伝子が活性化する。
大人になってからの幸福度やキャリア、収入の高さを予測するのは好感度。
思春期の過剰なネット使用について。
恋愛対象と実際に会うよりネットでの交流を優先させていると、喧嘩をしても仲直りできなかったり、相手への言葉が足りなかったりと、恋愛関係を育てる能力の発達に遅れが生じる。特に、男子に顕著。
特におもしろかった研究が以下の2つです。
バンドの曲のダウンロード数を使った研究。
被験者にAとBのバンドの曲を聞いてもらい、人気の順をAとBを逆に教えてダウンロードさせると人気のバンドの曲のダウンロード数が増える。
スタンフォード、ジェフリーコーエンと著者の共同研究。
人気者に考えが左右されるという研究。
被験者は人気者とチャットをする。人気者は危険な行為をしがちだと告白する。
すると、被験者もチャットで話す前より自分も危険な行為をしがちだと同調するようになる。
すると、被験者もチャットで話す前より自分も危険な行為をしがちだと同調するようになる。
この実験を知って、人気ユーチューバーは多くの人々を同調させているんだなぁと思いました。自分もよく見るはじめしゃちょーに思考が操られているなぁと感じることがあります。
最後に:人に好かれるのに一番大事なことは?
和を乱さないことだそうです。