左利きになる練習方法はこれだ!『右利きとして生まれたあなたが左利きに生まれ変わる最短の方法とわずかな心得』

2019年1月26日土曜日

本の紹介(1冊)

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「左利きになりたい!」

「左利きってなんか特別そう…」

と思うことがあるのって、右利きあるあるですよね。

『右利きとして生まれたあなたが左利きに生まれ変わる最短の方法とわずかな心得』は、全世界の左利きになりたい願望を叶えてくれる良書でした!

この記事では、本書の内容と左利きになる練習方法について紹介していきます。

それにしても、本のタイトルが長いよ!


著者は両利き研究会という謎の集団

本書の著者は、両利き研究会という集団です。

この研究会には、左手も使えるようになって両利きになりたい人たちで構成されています。具体的には理学療法士からライター、普通の会社員など様々な職業の方々が集まっているそうです。

こういう集まりで1冊の本を作るのって楽しそうですね~。

内容は左利きになる練習方法や雑学

本書は両利きになりたい研究会の人々が左手も使えるようになる過程で、どのような工夫をしてきたのか、その秘密を明かしています。

さらに、左利きや両利きの雑学についても書かれていて、へーってなりました。下の方でいくつか紹介しますね!

それに!本書には参考文献がついているんですよ!!!
しかも、本だけでなく、論文も参考にしたそうです!
ガチな感じがいいですね(笑)

以下では、本書の面白い点と、左利きになる方法について紹介していきます。

面白い点①両利きのメリットの紹介

面白い点について2つ紹介します。

両利きのメリットの紹介が本書ではユニークに書かれていました。

利き手ではない手を使えるようになると自制心が高まるとか脳が活性化するとか、そういう話があるんですけれど、本書の両利きになることのメリットはシンプルです。

両利きはカッコいいから!

表紙にも、

左右両方の手が使えるようになると…
1.生活が便利になる!
2.話のネタになる!
3.他人から万能に見られる!
そしてなにより
カッコいい!

と書かれています(笑)

わかる!!!

面白い点②両利きの雑学が多い(クロスドミナンスとか)

本書には、左利きになる練習方法以外にも、雑学が随所に散りばめられていました。

たとえば、本書の中で登場した唯一の専門用語と言っても良さそうな言葉である「クロスドミナンス(cross-dominance)」とは、用途によって使い勝手の良い手が異なることを指す言葉です。

この記事を読んでいる方の中で、「普段は右利きなんだけれど、歯ブラシは左手で持つ」という方や、「ペンは右で持つけど、スマホは左で持つ」という方はいませんか?

こういう方たちはクロスドミナンスです。

クロスドミナンスの割合

本書によると、クロスドミナンスの割合は調査方法によって値が変わりますが、だいたい10%だそうです。右利きへの矯正が行われなくなってきた現在では、この割合は、増加傾向にあります。

クロスドミナンスの原因

では、どうしてクロスドミナンスの人がいるのでしょう?

クロスドミナンスになる原因としては、

  • もともと左利きの人が矯正により右利きになったけれど、特定の行為だけ左手で行う
  • ケガで利き手が使えなくなったことがあった

が挙げられるそうです。

クロスドミナンスになりやすい職業

矯正やケガ以外に、クロスドミナンスへのなりやすい職業というものがあります。

外科医と溶接工の方たちは利き手に限らず作業をしなければならないときがあるので、これらはクロスドミナンスになりやすい職業です。

場合によっては、クロスドミナンスになるために特訓をすることもあるそうです。

クロスドミナンスになりやすい職業があるのは面白いですね。

クロスドミナンスと両利きの違い

そして、クロスドミナンスと両利きの違いってなんだと思いますか?

クロスドミナンスは、一つでも利き手ではない方の手を使う行為がある場合のことです。一方で、両利きはどの行為も左右どちらの手でも行うことができる場合を指します。

クロスドミナンスを極めた状態が両利きという感じですね!

速効!両利き習得メソッド

本書の第1章は左利きの雑学、第2章では「速効!両利き習得メソッド」というタイトルで練習方法について書かれています。

その習得の順番は以下になります。

左利きになる方法
  1. 歯を磨く
  2. マウスを使う
  3. 箸を使う
  4. 文字を書く

以上の4つを順番に習得していく、60日の訓練になります(笑)

ここを読んだとき、「なんだ、よく聞く方法じゃないか」と思いました。実際、私が左利きになってみたいと思ったときにマウス以外はしたことがあります。

でも!

さすが両利き研究会と名乗るだけあって、本書にはそれぞれの方法のコツが丁寧に書かれていました。一人で取り組んでいては中々気づかないような内容です。

たとえば、マウスで左利きになる練習をするときには右利き用のマウスではなく両利き用のマウスを使うと良いそうです。また、歯ブラシは2本用意して、右手で見本を見せながら、左手で練習すると早く習得できます。

これらは、聞けばそんなもんかと思いますが、自分では気づきにくいですよね。両利き研究会にはメンバーの両利きになるメソッドが蓄えられているのだと思いました。

本書以外に左利きになるための本は存在するのか?

右利き、左利きについて考察している本はいくつか存在することが、本書の参考文献の数からわかります。しかし、「じゃあ、両利きになろう」と書かれている本は本書以外にありません。

さらに本書には、巻末に左手ドリルという左手で字を書けるようになるための練習ドリルもついていて、実用的な本になっています。

利き手ではない手を使って生活をすると、意志力が上がるそうですし、ちょっと試してみてもいいかもですね。

左利きになる方法が気になった方は以下のリンクに飛んでみてくださいな。


自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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