『シャーデンフロイデ』(中野信子、幻冬舎)を読みました。
シャーデンフロイデとは、他人の不幸に快感を感じることを指す言葉だそうです。
他にも同じタイトルで著者が違う本があるらしいですね。本書もおもしろかったので、その本も読んでみたいと思いました。
今回は、おもしろかったところを羅列していきます。
シャーデンフロイデとは、他人の不幸に快感を感じることを指す言葉だそうです。
他にも同じタイトルで著者が違う本があるらしいですね。本書もおもしろかったので、その本も読んでみたいと思いました。
今回は、おもしろかったところを羅列していきます。
サンクションとは?
自分だけは正しく、「ズルをしている」誰かを許せない。だから、そんな奴に対しては、私はどんな暴力をふるっても許される。そんな心理状態によって実行に移される行動が「サンクション」です。
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フランスの子どもの育て方
日本では「人に迷惑をかけないように」と教わります。
しかし、フランスでは日本と逆で、「子どもは人に迷惑をかけながら育つもの」と考えられています。そして、子どもに限らず大人も同様で、自分がしたいことは、人がどう感じようとやる文化だそうです。
そのかわり、誰かが自由に行動した結果、自分が迷惑をかけられることに対しては寛容なのです。
麦作と稲作地域の人の性格は違うという研究
2014年にサイエンスに掲載された米ミシガン大学の研究チームによる論文です。
そのチームは、中国の米作地域と麦作地域の人を比較しました。すると、同じ中国人であっても、米作地域の方が周囲の人との関係性が濃密で集団の意思を尊重し、麦作地域の方が合理的な判断下す傾向にあるということがわかりました。
なぜこのように差がでてくるかというと、米作は麦作よりも多くの工程を必要とし、集団でなければ収穫が悪くなるために、そうした結果につながったのだと研究チームは考察しています。
そのチームは、中国の米作地域と麦作地域の人を比較しました。すると、同じ中国人であっても、米作地域の方が周囲の人との関係性が濃密で集団の意思を尊重し、麦作地域の方が合理的な判断下す傾向にあるということがわかりました。
なぜこのように差がでてくるかというと、米作は麦作よりも多くの工程を必要とし、集団でなければ収穫が悪くなるために、そうした結果につながったのだと研究チームは考察しています。
米作地域のように、集団を強いられる環境では、合理的判断よりも集団の意思決定が尊重されます。つまり、「空気読んで行動する」ことが強く求められると言うわけです。