クラゲに興味がイヤでも持てそうな本でした『クラゲのふしぎ』

2019年2月22日金曜日

クラゲ 生き物 本の紹介(1冊)

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『クラゲのふしぎ』(ジェーフィッシュ著、久保田信、上野俊士郎監修、技術評論社、2006)を読みました。


身近な生き物について知るのおもしろいなぁと思って、生き物の本はよく読みます。
カタツムリ、モグラ、コウモリ(ブログ記事3つ)、ゴキブリ(ブログ記事3つ)、マンボウ(ブログ記事3つ)。どれもユニークな姿や生き方をしていておもしろかったです。

そんな感じで、今回はクラゲに興味を持ちました。
まだ1冊しかクラゲの本を読んでいないのですが、これからたくさんの本を読もうと思えるくらいおもしろい内容でした。

おもしろかったところ

クラゲはプランクトンだった!?

クラゲってプランクトンだったらしいです!知ってました?クラゲを知っている人は常識なんですか?
「えっ、あんな大きいのにプランクトンなの!?」という感じです。

実は「プランクトン」の定義は、
「遊泳能力がないか、あっても弱いため、水の流れに逆らえず、水中で浮遊生活を送る生物のこと」
となっています。
クラゲは海中をふよふよ流れに任せて浮かんでいるからプランクトンなんですね~。

そういう定義になっているので、プランクトンはクラゲだけでなく、魚の幼生や小型甲殻類も含まれます。

ちなみに魚やイカなどの、泳ぐ能力のある生物はネクトン(遊泳生物)と呼ばれ、プランクトンとネクトン(浮遊生物)はぺラゴス(漂泳生物)というくくりになります。
そして、サンゴ、カニ、海藻、貝などの海底に付着したり地面を使っている生物はベントス(底生生物)と呼ばれています。

そんな分け方があるんですね。

サンゴとイソギンチャクはクラゲの仲間

ほとんどのクラゲはサンゴ、イソギンチャクと同じ刺胞動物門の仲間だそうです。

「それって似てるのかな?似てないのかな?」と思ってしまうんだけど…。
生物の分類は「界・門・綱・目・科・属・種」の順番に細分されていくのですが、ヒトの場合、脊椎動物門に属しているので、「ヒトとサカナ、トリは似てるねー」って話になるんですよね。似てるのかな?

で、クラゲをひっくりかえすとサンゴ、イソギンチャクとそっくりだそうで、体のつくりは基本的に同じだそうです。
他に刺胞動物門の生き物の共通点として、プラヌラ幼生と呼ばれる姿で浮遊生活をした後、水の底にくっついてポリプと呼ばれる姿で生活をするという点があります。
クラゲはポリプから変化するのに対して、サンゴとイソギンチャクはそのままポリプとして生活をします。

世界で最も長い動物はクラゲ

ヒドロクラゲ類の管クラゲの一種はソナーで探知した際に、40mに達していたそうです。

地上でその長さは難しいですよね。
海でも並みの流れが穏やかな深海でないと途中で切れることがあるらしいです。
まさか、クラゲが最も長い動物だとは知りませんでした。

感想

クラゲおもしろくないですか!?
今回は3つしかおもしろいこと書かなかったんですけど、本書はまだたくさん興味をそそられることが書かれていて一読ではすべて吸収できませんでした(笑)

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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