こんにちは。
書評ブロガーあっきー(@AKKI_BOOK)です。
以下のことって耳にしたことありませんか?
- 夜10時から深夜2時に寝ると成長ホルモンが出る
- 人間の体内時計は25時間
- ナポレオンはショートスリーパー
実はこの3つの話、ウソなんです!!!
この記事では、それぞれの真実について話していきます。
それでは最初の話へ行きましょう。
「夜10時から深夜2時に寝ると成長ホルモンが出る」はウソ
「夜10時から深夜2時になると成長ホルモンが出る」という話、実は正確には間違っています。
成長ホルモンというのは、寝始めた最初の3時間に出ます。
なので、もし仮に2時に寝たとしたら、成長ホルモンは2時~5時の間に出ることになります。
この3時間にレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返され、その間に成長ホルモンが分泌されます。しかし、3時間のうちの最初のレム睡眠で成長ホルモンの大部分が放出されるそうです。
では、なぜ「夜10時から深夜2時になると成長ホルモンが出る」と言われるようになったのでしょうか?
それは、昔の人が夜10時に寝る人が多かったことが挙げられます。成長ホルモンがいつ分泌されるか調査をしていたときも、対象にしていた人たちが夜10時に寝る人だったからだと考えられます。
それと、「成長ホルモンは子どもの成長のために欠かせないものだ。だから、大人になったら必要のないものだ」と思っていませんか?
この思い込みも間違っていて、成長ホルモンは体の成長だけでなく疲労回復にも効くことがわかっています。大人でも睡眠中に成長ホルモンが分泌されます。ですので、大人もしっかり寝ることが大切です。
また、昼夜逆転の生活は生活リズムを乱れてしまい、成長ホルモンが出にくくなります。成長ホルモンをたくさん出すためにも、毎日同じ時間に眠るようにしましょう。
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体内時計25時間説はウソ
体内時計が25時間という話の元はどこなのでしょうか?
その話の発端は、昔の実験にあります。
この実験では、被験者に暗闇の中で生活させました。その結果、25時間周期で生活するようになったそうです。
この実験から、人間の体内時計は25時間だという主張が広まっています。
「地球の周期は24時間なのに、人間の体内時計は25時間なんておかしいじゃん。人間は人間は地球外から来た生命体なのか?」と噂もされるようになりました(笑)
しかし、最近の研究から、体内時計25時間説はウソだとわかりました。
日本人の体内時計を調べたところ、平均は24時間10分という結果になったそうです。
ただ、この結果で注意しないといけないのは、24時間10分は平均値という点です。もしかしたら、体内時計が25時間周期の人もいるかもしれません。
この体内時計が24時間10分という平均を見ると、日本人は24時間よりも時間の長い体内時計を持っています。したがって、規則正しい生活を心がけていないと、起床の時間が後ろにずれていってしまうので気をつけましょう。
ナポレオンはショートスリーパーではない
「ナポレオンは、1日に3時間〜4時間しか寝ていないショートスリーパーだった」という話は有名です。
しかし、実際はナポレオンは3時間~4時間しか寝れないことに悩んでいました。
ナポレオンが短い時間しか眠れなかったのは、「時間がもったいない!」からではなく、胃潰瘍を患っていたからだ、と伝わっています。胃潰瘍が痛いようってね…
事実、ナポレオンは胃潰瘍で夜に眠れなかった埋め合わせとして、移動中の馬上や会議中に昼寝をしていた、と記されています。
他にも、偉人の中には変わった睡眠をしている人が多くいます。
エジソンも、夜に3時間しか眠っていなくショートスリーパーと知られています。でも実際は、2〜3時間の昼寝を1日に1~2回していたそうです。
そして、レオナルド・ダ・ビンチは特殊な睡眠をしていました。どのような睡眠方法かというと、4時間起きて15分寝ることを繰り返す方法です。一日の合計は90分しか寝てないことになりますが、本当でしょうか??
ロングスリーパーの例としては、アインシュタインは10時間以上、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊は11時間、水木しげるは10時間眠っていました。研究者や漫画家は長時間寝ても怒られないのね、ふむふむ。
案外、夜に寝るというのは多くの人が常識と思い込んでいるだけで、一人ひとり最適な眠り方は違うのかもしれませんね。
おもしろかったでしょうか?
書評ブロガーあっきー(@AKKI_BOOK)でした!
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おわりに
以上、ボクが30冊以上読んだ睡眠の本に書かれていた、睡眠の雑学について紹介してきました。おもしろかったでしょうか?
書評ブロガーあっきー(@AKKI_BOOK)でした!