『なぜ働くのか』

2018年10月2日火曜日

本の紹介(1冊)

t f B! P L
最近、バリー・シュワルツ著の『なぜ働くのか』(TEDブックス)を読みました。
働く意義について、事例を出しながらも短くまとめてある本になっております。

その中で、『Give & Take』などの書籍でも有名なアダム・グラントの実験が載っていたので、メモ。


どんな実験かというと、
大学の在学生の保護者や卒業生に、就学のための支援金を集める電話をかけるアルバイトをしている学生が対象。

その電話をかけるグループを2つに分け、片方のグループのもとへ、電話勧誘によって集まった奨学金のおかげで就学できたという1人の学生を連れて、学べる幸せや、寄付金への感謝の気持ちを勧誘係の学生たちに聞かせました。
もう片方のグループは何もしません。


結果は、
話を聞いた勧誘係の学生たちは以前と比べてさらに、他のその話を聞かなかったグループと比べて、より多く電話かけてより多くの寄付金を集めました。

本書では、
『自分たちの努力がもたらし得る結果をはっきりと目のあたりにすることで、仕事に対し意味と重要性を与えることにはこのような成果と影響力があるのです。』

と言っています。確かに、仕事にはする意味と重要性があると、がんばれそうですね。



他にも、
・高い目的意識をもつ。
・積極的に参加することでつまらない仕事も楽しい仕事になる。
・自分は働くことに金銭以外のことも重視しているにも関わらず、他人は金銭を重視していると思ってしまう。
・仕事には、多様性、複雑性、技術的修練や成長といったものを仕事に求めることが可能である。
・おそらく最も重要な点は、他者との幸福な関わりを通じ、仕事が有意義になるということです。

と、働くときに参考になりそうなことが書かれていました。

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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