コウモリについてまとめてみた!その2

2018年10月3日水曜日

コウモリ 生き物

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目次


その1の目次
コウモリの種類
コウモリの寿命
コウモリの食べ物

その2の目次
逆さま
冬眠
エコロケーション
コウモリの進化

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逆さま


 コウモリは高い位置に止まっていることで、飛ぶときに位置エネルギーを利用して運動エネルギーを得て、飛行している。また、足の爪を枝に食い込ませて、自分の体を逆さまに吊るすことで、自分の体重を支えるための筋肉を足につける必要がなくなるため、逆さになっている
逆さになっていると、頭に血が上らないかと不思議になるものだが、コウモリは頭に血がのぼらない。なぜなら、小さい体である場合、頭と足の高低差が人と比べて小さい分、血流が頭に上ってきても構わないらしい。また、コウモリの頭部には静脈がたくさんあり、血が逆流しないようになっている。
そして、実はコウモリの翼は鳥に比べると重たい。コウモリは、この翼を利用して天井に止まる際に、片方の翼を伸ばし、もう片方の翼を折りたたみ、自身の体重の分布を移動させ、ひっくり返りやすくしている。

ということで、Q.5はとばして、Q.4の答えは①でした。
まさか、物理が出てくるとはですね。


冬眠


 コウモリは哺乳類なのに、体温を下げられる。活発に動いているときよりも体温を下げて非活動状態になることをトーパーという。コウモリは、トーパーを上手に使うことで消費エネルギーを節約している。コウモリの場合、トーパーの状態では、周りの気温より12 ℃高い体温を保つ。
冬眠中のコウモリの心臓は1秒に1回、とくに遅いときには6秒に1回しか動かない。息をするのも1分に1回とか、とくに遅いときには6090分も息をしないこともある。コウモリは冬眠中、手足への血液は行かず、脳や心臓に優先的に血液を供給している。


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エコロケーション


 コウモリのエコロケーションは自分と物体との距離と方向だけに留まらない。物体の大きさやその物体がどれくらいの速さで移動しているのか、さらには表面の質感までもわかる。距離の差は0.002 mmの差を認識できるらしい
コウモリは超音波を口から発する種(アブラコウモリなど)と鼻から発する種(カグラコウモリなど)に分けられる。口から発する種はイヌのようなかわいらしい顔をしているが、鼻から発する種はブタみたいな顔をしている。


コウモリの進化


  今まで、コウモリは霊長類から進化したという説や、トガリネズミ類から進化したという説があった。しかし、2000年に入って、分子系統学の発展により、DNAの調査が可能になった。その結果、コウモリのDNAはウマ、イヌ、ネコ、クジラ、ウシのグループに似ていることがわかった
このような分類はまだ結論がこれだと決まったわけではない。まだ研究途中なので、変わるかもしれない。
どこから進化したのかはわかってきたが、コウモリがどのような過程で翼の獲得し、エコロケーションをするようになったのかは未だわかっていない。
そんな中、翼の獲得をした方法としては、以下のことが分かっている。2006年の米国科学アカデミーの論文によれば、コウモリの持つFGFと呼ばれるタンパク質の働きにより、コウモリは哺乳類の胎児の初期段階に持つ手足の水かきのような膜がなくならないということが分かった。このため、コウモリには手膜が形成される。

Q.4は③のウマでした。
コウモリとウマの大きさ違いすぎるのに、ネズミやモグラよりも親戚ということに、コウモリについて勉強していて一番びっくりしました。



以上、コウモリについてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?
身近な動物について詳しくなると、より注目するようになりますよね。
これで、あなたも夕方のコウモリから目が離せなくなるかも(笑)

参考文献はまた、別の記事にまとめます。

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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