『翻訳できない世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著、前田まゆみ訳、創元社、2016)という本がどこかのサイトで紹介されていて、気になって読んでみました。
「apple=りんご」のように一対一に翻訳できない色々な国のことばを見開き1ページずつ、絵と簡単な言葉で紹介しています。
著者がどの国の人かわからないのですが、外国の方で、その本を訳しているからか、日本語も4つの言葉が収録されていました。
その4つの中に「積ん読」がありました。
「積ん読」は外国語で対応する言葉がないんですね。
海外でも「ツンドク」という言葉が使われているらしいですけれど、対応する言葉がなかったから使われているんですね。
たしか、「改善」も「カイゼン」として海外で使われていると本で読んだのですけれど、本当かなぁ?
他にも、面白い言葉が紹介されていました。
「pisang zapra」ピザンザプラ
マレー語、名詞
『バナナを食べるときの所要時間。』
最近、お昼ご飯にバナナをマインドフルに食べることがあるので、この言葉を使ってみようと思いました。
「(アルフベットで書けない)」イクトゥアルポク
イヌイット語、名詞
『誰か来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。』
これは、ツイッターやらメールやらLINEやらで誰かから連絡来てないかな?と思って何回も見てしまうときに使えそう(^w^)
「また、ツイッターでイクトゥアルポクしてるなー」みたいな
「Waldeinsamkeit」ヴァルトアインザームカイト
ドイツ語、名詞
『森の中で一人、自然と交流するときのゆったりとした孤独感。』
これも良い言葉だなと感じました。
森じゃなくても自然に行ったときに使いたい。
私は、言葉を知ることでそれについて深く考えることができると考えいます。
よくある話だと、机は「机」という言葉があって、はじめて認識されるとか。
言葉があるからモノが認識できるとか。
いやいや、逆にモノがあるから言葉が生まれるんだとか。
そういう話が好きなわけなんですけれども。
まあ、つまり、語彙力を鍛えたり、海外の知らない言葉を取り入れていくことで、もっと色々なことを深く深く考えていけるのかなと思います。