7月はコウモリ、8月はゴキブリについて調べておりました。
あまり、ゴキブリの話は歓迎されないと思うので、こっそり書きます。
ゴキブリについて書かれている本は、紹介するものを読みました。
ゴキブリと言っても、児童書はやはり少ないんですね。
ゴキブリは児童にも歓迎されていないみたいです。
今回は書き方がブレブレなのですが、あまり気にしないで頂けると助かります。
- 鈴木知之『ゴキブリだもん 〜美しきゴキブリの世界〜』幻冬社コミックス(2005)
表紙からしてキモチワルイ。でも、この本が一番おすすめ。
さらに開くとゴキブリの死体にソースがかけられ、ニンジンが添えてあるではないか!食べろというのか。
内容は日本と外国の色々な種類のゴキブリを写真とともに紹介しているページが半分程度ある。
へー、色んな形のゴキブリがいるのね、ニジイロゴキブリなんてタマムシみたいできれいな色してるじゃない、なんて思う。
しかし、ゴキブリの名前をホラーな書体にしており、なんか怖さが増す(笑)
他の内容としては、ゴキブリの分類や生息場所や生き方、さらに食用としての利用と飼い方の話(!)
家の中にいる種類は4000種もいるゴキブリの中の10種ほどらしい!
また、ペットとして人気のあるゴキブリもいるらしい。
何種類か紹介しているが、確かに柄が面白いものもいるし飼いたい気持ちもわかる…。
ヒメグリーンバナナゴキブリが黄緑色できれいだ。
- 高家博成(監修)、海野和男(写真)、大木邦彦/企画室トリトン(文)『ドキドキいっぱい! 虫のくらし写真館23 ゴキブリ』ポプラ社(2005)
児童書。
お顔のドアップや脱皮、卵鞘の写真と、色々と普段は見れない写真が多く載っています。特に、卵鞘からいっせいにでてくる幼虫の写真は恐怖を感じる(笑)
家にいるクロゴキブリの写真がほとんどでした。
- 森口満『くらべた・しらべた ひみつのゴキブリ図鑑(ちしきのぽけっと22)』岩崎書店(2016)
児童書なので、絵が多い。
タイトル通り、比べるために見開きいっぱいに色んなゴキブリの絵が描かれている。
シロアリ、カマキリはゴキブリの親戚らしい。
シロアリってアリの仲間じゃなかったんだ!
- 石井象二郎『ゴキブリの話 ーよみもの昆虫記ー』図鑑の北隆館(1976)
古い本だけれど、きれいにまとまっている。
チャバネゴキブリ、トウヨウゴキブリ、ワモンゴキブリは原産地はアフリカ。
クロゴキブリは北アメリカ南部諸州にも分布。南中国が原産地らしい。
化石ゴキブリは前翅は大きく腹部を覆って保護と飛翔の際に役割を果たした。
進化が進むにつれ、前翅は後翅と腹部の保護の役目が大きくなった。
後翅はあまり形態も機能も変化していない。
日本のゴキブリは以下の種類がいる。
チャバネゴキブリ、モリチャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ処女生殖、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、コワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ処女生殖
特に、ワモンゴキブリとトビイロゴキブリは処女生殖という雌だけでも子孫を残せるらしい。おー、こわ
また、クロゴキブリ、ワモンゴキブリなどでは卵鞘(多くの卵の入っている殻みたいなもの)を孵化するずっと前に産下するのに対して、チャバネゴキブリなどは孵化する直前、または、するまで保持する。
ワモンゴキブリは研究にも使われ、ハーカーさんという方が体内時計についての研究で使っていたことが有名らしい。
また、迷路学習もさせたらしい。迷路学習では、間違えると電気を流して、道を覚えさせたらしい。
しかし、この実験は、迷路を歩いたときに迷路についたフェロモンが有機溶媒で洗っても落ちていたかどうか不明なので、しっかりと覚えていたかは疑問が残るそうだ。
ゴキブリの本を読んでいる間は、手を洗いたくなりました!
後半に続きます!