性格心理学では個人の特性を表す言葉に「性格」「人格」「気質」という言葉を使います。
それぞれの言葉が持つ意味は違うのですが、中々見分けられないですよね(^_^;)
ナツメ社から出ている図解雑学シリーズの『性格心理学』にわかりやすい解説と例えが載っていたのでメモしておきます。
性格(キャラクター)
キャラクターの語源は、ギリシャ語の「刻み付けられたもの」という言葉から来ているらしいです。
その言葉の表すように、性格は比較的安定していて変わりにくいものと捉えられています。
しかし、強烈な人生経験や時間をかけて性格は変わっていくことがあります。
たとえると、山のように雨や風で崩れたりしてたまに形が変わるものです。
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人格(パーソナリティー)
パーソナリティーの語源はラテン語で仮面という意味を持つペルソナから由来していることからもわかるように、状況に応じて変化するものと考えられています。
たとえるならば、山の風景が季節によって花が咲いたり、雪が積もったりする感じです。
気質
生まれ持った変わらない部分のことです。性格と気質が先天的なものと後天的なものを合わせて形成されるとすると、気質は生まれ持ったもののみで構成されています。
また、気質は成長したときの性格や人格の土台となるものとして考えられています。
たとえるなら、山の地下の岩盤のようなものです。
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まとめ
気質という岩盤の上に、性格の山があり、気質という花や雪が山の景色を変えるというイメージですね。
この例えだとそれぞれの変わりやすさがわかりやすいですよね。