アドバイスの正しいもらい方『ゆるく考えよう』

2018年12月24日月曜日

本の紹介(1冊)

t f B! P L
ちきりん著『ゆるく考えよう』を読みました。

久しぶりにこういう感じ(どんな感じ?)の雰囲気の本を読んだので楽しかったです。

本書に書かれていたアドバイスの正しいもらい方が良さげだったので、忘れないようにメモを書きます。


アドバイスの正しいもらい方


3つのステップがあります。

1. 必ず両方の選択肢を質問入れる


有効なアドバイスがほしいときは、両方の選択肢を質問に入れます。

例えば、転職をすべきかどうかを相談するとき、「転職をすべきでしょうか?」と聞けば、「転職した方が良いよ」とアドバイスが来てしまい、「転職をしない方が良いでしょうか?」と聞けば、「転職しない方が良いよ」と答えが返ってきます。
これは、相手が質問者の気持ちを考えてしまい、相手が望む方の答えをしてしまうために生じます。

なので、質問をするときは、「転職をした方が良いでしょうか?しない方が良いでしょうか?」のように両方の選択肢を入れることで、相談者が望んでいない方の答えも聞くことができます。


2. 質問するのではなく自分を理解してもらう


相手に自分の状況をよく理解してもらうことで、より実践的で具体的なアドバイスがもらえます。

転職をするかどうかを聞くとき、自分の現在の状況(環境やお金のことなど)を相手が知っているかどうかで有効なアドバイスになるかどうかが変わってきます。


3. 最後に相手の言いたいことを言ってもらう


質問された側は、たいてい質問されたことについてしか答えてくれません。
もしかしたら、「これ言った方が良いのかな?でも、聞かれてないしおせっかいになるかも」と話さないケースもあるでしょう。

でも、質問された側は質問した側が思いつかないような知識や経験をしているかもしれません。
だから、「他に何かありませんか?」と質問することで、相手は自分の経験と知識の中から、相談者に最も有益なメッセージを探し出して話してくれます。


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まとめ


以上のステップは以下のようになります。

  1. 必ず両方の選択肢を質問入れる。
  2. 質問するのではなく自分を理解してもらう
  3. 最後に相手の言いたいことを言ってもらう

今まで、質問の仕方をこのように意識したことがなかったので、大変参考になりました。
早速取り入れていこうと思います。


参考文献


ちきりん『ゆるく考えよう』

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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