「神経系」ってなに?-初心者でもわかるといいな。な神経科学(第1回)

2019年1月29日火曜日

初心者でもわかるといいな。な神経科学

t f B! P L

文系や神経科学について詳しくない方に向けて、神経科学について書いていこうと思います。

卒論のついでなのです。

今回のこのシリーズで触れる部分は、高校生物で習う内容(活動電位、シナプスとか)にちょっと付け足した内容になると思います。
1週間で終わるといいな…。
自分も理解が深まるのでわからないところはツイッターとかで聞いてくださるとうれしいです。

1. 神経系の主要な2種類の細胞

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1-1. 神経系とは?

動物の体は、どのようなはたらきをするかによって分類することができます。
例えば、食べ物を消化、吸収する口腔、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、すい臓はまとめて消化系と呼ばれます。他にも肺などの呼吸に関係している器官は呼吸系と呼ばれ、腎臓、ぼうこうなどの排泄行為に関わる器官は排出系と呼ばれます。

そして、中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳、脊髄以外の神経)をまとめて神経系と呼びます(図1)。この神経系は脳から体の隅々、または逆に体の隅々から脳へ情報を伝えるはたらきをしています。
図1「ヒトの中枢神経系と末梢神経系」
中枢神経系は脳と脊髄からなる。脳と脊髄以外は末梢神経系と呼ばれる。

そして、神経系は主に2種類の細胞があります。それは、神経細胞(nerve cell)とグリア細胞(glial cell)です。
次回は神経細胞とグリア細胞の形について書いていきます。(第2回に続く)

今回のまとめ

  • 神経系は中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳、脊髄以外の神経)からなる。
  • 神経系は主に神経細胞(nerve cell)とグリア細胞(glial cell)が主要な細胞である。

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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