卒論のついでなのです。
今回のこのシリーズで触れる部分は、高校生物で習う内容(活動電位、シナプスとか)にちょっと付け足した内容になると思います。
動物の体は、どのようなはたらきをするかによって分類することができます。
例えば、食べ物を消化、吸収する口腔、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、すい臓はまとめて消化系と呼ばれます。他にも肺などの呼吸に関係している器官は呼吸系と呼ばれ、腎臓、ぼうこうなどの排泄行為に関わる器官は排出系と呼ばれます。
そして、中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳、脊髄以外の神経)をまとめて神経系と呼びます(図1)。この神経系は脳から体の隅々、または逆に体の隅々から脳へ情報を伝えるはたらきをしています。
そして、中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳、脊髄以外の神経)をまとめて神経系と呼びます(図1)。この神経系は脳から体の隅々、または逆に体の隅々から脳へ情報を伝えるはたらきをしています。
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図1「ヒトの中枢神経系と末梢神経系」
中枢神経系は脳と脊髄からなる。脳と脊髄以外は末梢神経系と呼ばれる。
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そして、神経系は主に2種類の細胞があります。それは、神経細胞(nerve cell)とグリア細胞(glial cell)です。
次回は神経細胞とグリア細胞の形について書いていきます。(第2回に続く)
今回のまとめ
- 神経系は中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳、脊髄以外の神経)からなる。
- 神経系は主に神経細胞(nerve cell)とグリア細胞(glial cell)が主要な細胞である。