神経細胞の用語をずらーっと並べる-初心者でもわかるといいな。な神経科学(第2回)
神経細胞の軸索には、グリア細胞が髄鞘と呼ばれる構造をつくっています。
今回は髄鞘をつくっていないグリア細胞についても書いています。
ちなみに、私の実験では末梢神経系の神経細胞を使っているので、図2の髄鞘はシュワン細胞のつもりで描きました。
ミクログリアはケガや病気のときに活躍する細胞です。
マクログリアはさらに3種類(オリゴデンドロサイト、シュワン細胞、アストロサイト)に分類され、神経細胞がシグナルを伝える手伝いをしています。
中枢神経系ではオリゴデンドロサイトが、末梢神経系ではシュワン細胞が神経細胞の軸索に髄鞘を形成して、活動電位をより速く伝えています。
アストロサイトは中枢神経系に存在し、髄鞘は形成しませんが、シナプスに放出された物質の残りを吸収するなどの手助けをしています。
マクログリアの3種類(オリゴデンドロサイト、シュワン細胞、アストロサイト)を描く時間がなかったので、いい感じの図が載っているサイトのリンクを貼っておきます。
https://ameblo.jp/shiropochanpopopo/entry-12431069008.html
リンク先の図を見ていただけるとわかりやすいのですが、1つのシュワン細胞は1つの髄鞘を形成するのに対して、1つのオリゴデンドロサイトは30もの軸索の複数の場所で髄鞘を形成します。
また、アストロサイトはランヴィエ絞輪や、(リンク先の図には載っていませんが)シナプスにくっついています。
https://ameblo.jp/shiropochanpopopo/entry-12431069008.html
リンク先の図を見ていただけるとわかりやすいのですが、1つのシュワン細胞は1つの髄鞘を形成するのに対して、1つのオリゴデンドロサイトは30もの軸索の複数の場所で髄鞘を形成します。
また、アストロサイトはランヴィエ絞輪や、(リンク先の図には載っていませんが)シナプスにくっついています。
図2「神経細胞のかたち、用語」(再掲) 灰色で描かれたこの図の髄鞘はシュワン細胞のつもりで描きました。 |
まとめ
- グリア細胞はミクログリアとマクログリアの2種類に分けられる。
- マクログリアはオリゴデンドロサイト、シュワン細胞、アストロサイトの3種類に分けられる。
- オリゴデンドロサイト、シュワン細胞は神経細胞の軸索に髄鞘を形成する。
参考文献
- カンデル神経科学