認知の歪みの10個のパターン

2019年1月17日木曜日

本の紹介(1冊)

t f B! P L
『今日から使える 認知行動療法』に書かれていた認知の歪みの10個のパターンがとても参考になって、自分以外にも参考になる人がいると思ったので、メモです。

1. 全か無か思考
物事を極端に捉えてしまう傾向のこと。他人のささいな欠点が許せなかったり、善悪をつけとうとする。
例えば、ケーキをいつまでも食べてしまったらダイエットは失敗だと思い込んでしまうという思考をしたりする。

2. 一般化のしすぎ
1つの出来事を大げさに受け取ってしまい、洗えることが悪い結果になると予測すること。
例えば、仕事で1回ミスをするといつも失敗してばっかりだと思ってしまう。

3. 心のフィルター
世の中や他人の良い面が見えなくなってしまい、全てが悪いことに思えてくること。
また、自分の長所も目に入らなくなる。

4. マイナス化思考
すべてのことにマイナスの意味付けをすること。
自分が出した結果さえ偶然だと解釈してしまい、自信を失なってしまう。他の人から高い評価受けたとしても信じることができない。

5. 結論の飛躍
先読みの誤りと心の読みすぎの2種類がある。前者は自分の将来についての結論、後者は人の気持ちに関する結論を根拠なしに出してしまう。
根拠なしの物語をつくって「~に決まっている」と思ってしまう。

6. 拡大解釈&過小評価
他人の長所や自分の短所を大げさに、自分の長所を過少に評価する。

7. 感情的決めつけ
理性ではなく感情で判断すること。苦手なことを先延ばしにするときに生じやすい。

8. すべき思考
自分や他人の行動に厳しい思考のこと。他人の些細な行動も目について怒りに悩まされやすい。自分を厳しいルールで追い込んでしまう。

9. レッテル貼り
「2. 一般化のしすぎ」の極端な形。
自分に偏ったレッテルを貼ったり、周りの人に悪いイメージのレッテルを貼り、関係を悪化させることもある。

10. 個人化
全て起こることが自分のせいだと考えること。
自分に原因を求めるため、自己嫌悪に悩まされる。この傾向は責任感の強い人に多く、状況をコントロールしなくてはと自分を追い詰めてしまう。

以上10個の認知の歪みの紹介でした。
どんな歪みがあるかを知っているだけでも精神的に病むことは少なくなりそうですね。
どのように治していくのかは参考文献を読んでいただければと思います。

参考文献

イラスト入りでわかりやすかったです。

自己紹介

あっきー

大学4年間で1,000冊読了。このブログでは、心理学、生き物などのオススメ本について紹介していきます。

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