これは私が今年に入って10軒目のブックオフに行った時の話です。
(1月4日の時点で10軒もブックオフに行っているなんて…というツッコミはなしです。)
18時過ぎごろ、ブックオフから出たとき、2、3歩も歩かないうちに60代ぐらいの男性に声をかけられました。
男「この辺りにブックマーケットってあるかな?」
私「(ブックマーケット?)聞いたことないお店ですね。この辺りにはないと思います。どんなお店なんですか?」
男「ブックオフみたいに古本や中古ゲームが置いてあるところなんだけど、この辺りにないかな?」
私「(へー、そんなところがあるんだ。また検索してみよ。)ゲームならゲオにもありますよ。ここの道を行くとあります。(お孫さんにゲームでも買うのかな?)」
男「ありがとう。君はここから近いところに住んでるの?」
私「うーん…(ちょっと遠いかなぁ)」
男「ああ、ごめん。住所は聞かないから。君は学生?」
私「はい、そうです。」
男「アルバイトできる年齢なのかな?」
私「はい。」
男「アルバイトしてみない?」
私「どんなですか?(おじさんの服、作業着みたいに見えるし工場のアルバイトかな?)」
男「ごにょごにょ(小声で聞こえない)」
私「ごめんなさい。もう一回お願いします。」
おじさんの方に近づきました。
男「ホストクラブのバイトなんだけどどうかなぁ」
このあたりの会話から、私は『親切に道を教える側』から『狩られる側』に回っていたと感じました。
私「えっ!?」
男「名前も住所も学校も聞かないからどうかな?」
私「(この辺に住んでないから、ここまで働きに来たくないなぁ)そのホストはこの辺りにあるんですか?」
男「うんとね、いろんなところにあるよ」
私「(へー、この人そんなに多くの店舗を経営する力はなさそうに見えるけど。仲介の人かな?)」
男「君、かっこいいし声をかけたんだ」
私「ありがとうございます。(うれしい)」
このとき、『影響力の武器』の【好意】の章で、「お世辞だと分かっていても、お世辞を言われるとうれしくなってしまう」と書かれていたことを思い出しました。
まあ、このおじさんはお世辞なんかじゃなく「かっこいい」と言ったと思うんですけどね!!!
男「給料は日払いだよ」
私「へー」
ここらの会話で、お金が稼げると言っていたと思います。
おじさんの声が小さくて前のめりになって、何回か聞き返していました。
前のめりになって、おじさんとの顔の距離はおじさんの口臭がわかるくらいに!
余談なんですけど、前のめりにさせることで「私はこの人の話に興味があるから前のめりになっているのだ」と錯覚させる効果ってあるんですかね?
男「住所とか名前も聞かないし、10分からでいいんだけどどうかな?」
私「(10分からできるアルバイトなんて存在するのか)いやぁ、いいです。」
男「そうか。話を聞いてくれてありがとう。」
私「では…(ブログのネタにしよう)」
男「でも、今日別れたらもう会えないから、後で知りたくなっても連絡取れないよね。」
私「はぁ。(ふむ、何か情報が増えたらブログのネタが増えるし、連絡先もらっとこうかな。)」
ここでは、「このチャンスを逃したら、もうチャンスはないよ」という【希少性の原理】が使われているなーと思いました。
男「もう少し詳しく話を聞いてみないかな?」
私「(連絡先ではなくこの後どこかに行って話すということかな?これはちょっと危険そう...。)聞かなくていいですー。」
男「うん。わかった。ありがとう。」
私「失礼します。」
ここで、会話は終わって、おじさんはブックオフに入っていき、私は帰りました。
面白い体験だった!!!!!
おじさんの目的は何だったのでしょうね。話している感じ、少し遠くから来た人だと思いました。
ほんとにホストの勧誘だったのかな?
それとも、詐欺かな?
詐欺だったら、ホストの登録料をこの後で取られるとかあったのでしょうか?
なんにしても面白い経験ができて楽しかったです。
『クロサギ』(詐欺に関するマンガ。ドラマ化もされた。)や多田文明さんの詐欺についてのレポが好きなので、危ないことに首を突っ込んでなくても自分も同じような体験ができたのはうれしいですね。
おじさんの敗因は何だったのか?
おじさんの敗因は私が『影響力の武器』を読んでいたことかなと思いました(笑)おじさんとの会話にも本書で紹介されている【好意】と【希少性の原理】を使っていたのですが、他の心理テクニックも使えばよかったかもですね。
ブックマートの場所を教えてもらったらお礼をして、【返報性の原理】を使うとか、「君のような学生も何人もホストをやってるよ」のように【社会的証明】とか。
もしかしたら、詳しい話に誘うときに、ご飯を食べに行ってこれらの心理テクニックを使うつもりだったのかもしれません。
その誘い方にしても、こちらに「話を聞きたい」と言わせて【一貫性の原理】を使えば上手く誘えたんじゃないかと思いました。
あとは、「名前、住所、学校を聞かない」を何回も強調されたことや「10分からでいいよ」と怪しさばかり目立ちました。
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感想
実はブックオフで本を買うまでにも面白いことがあったんですよ!『ザ・コピーライティング』の2冊目を買うとか、お会計のときにお金が足りなくて取り置きをしてもらってお金を降ろしに行くとか!
だけど、ホストに誘われた話のインパクトが大きすぎて...(笑)
2019年の一番面白かったことがこの話にならないようにもっと面白いことを探していきたいと思います(^^)
一応本の紹介
一家に一冊欲しい本ですよね。
どのように人はだまされるのかを解説した名著です。
一時期、すごいはまってました。
だましや会社の仕組みの勉強になると思います。
多田文明さんは自ら詐欺に引っかかっていき、それを本にしている方です。
人の体験談を読むのって面白いですよね。