文章術の本を10冊以上読んでいくと、以下の種類の文章術の本があることが分かります。
- 相手にわかりやすく伝える文章を書く方法について書かれた本
- 相手に買わせる文章を書く方法ついて書かれた本
- 文章に使われる適切な日本語の表記について書かれた本
最後の「適切な日本語の表記の本」とは文章中だと、「~の時」ではなく「~のとき」と書くことが好ましいということなどが書かれた本です。
この種類の本はまだ1冊しか読めていないので、今回は他の項目の本を紹介します。(最後に一応紹介します。)
山口拓郎『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』
本書は文章の基本の書き方について書かれています。2~4ページで1つの項目が書かれていて非常に読みやすいので、文章術について知りたいなら結構オススメ。悪い文章とは何か?伝わる文章を書くには?と思う方はぜひ。
『アウトプット大全』(樺沢紫苑)でもおすすめされている本です。樺沢紫苑先生のメルマガでもたびたび山口拓郎さんの本は紹介されています。
藤沢晃治『「分かりやすい文章」の技術』
講談社ブルーバックスという科学系の親書がそろうレーベルから出ている文章術の本です。
科学系のレーベルでこういう本が出ているのは珍しいですよね。
そして、そんなレーベルから出ているから科学者向けなのかと思いながら、実はそんな科学者向けの本でもなく、そうでない人にも使える内容だと思います。
本書の特徴は、巻末に全体の要約として分かりやすく書くためには何を注意すればいいのかポイントが18個にまとめられている点です。
これは、何か書くときに参照しやすいので、使いやすいなと思います。
高橋フミアキ『一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック』
『伝え方が9割』という本が数年前によく売れていましたよね。あの本は相手の心に残る言葉の技法と相手にYesと言わせる方法について書かれた本でした。
その『伝え方が9割』の相手の心に残る技法の上位互換とも言える本が本書になります。
本書は文章の基礎について書かれた本というよりは、「読ませるにはどのように書けばいいか?」について書かれた本です。
はじめに紹介した「買わせる方法」について書かれた本ですね。
読んでいて、感心する内容が多かったです。
まとめ
以上3冊の紹介でした。
どの本も文章術を学んだことがない人にはおもしろい内容になっています。
特に山口拓郎さんと藤沢晃宏さんの本はソロで彼らの名前が言えるくらい他の本も面白いのでここに紹介していない本も読んでほしいなぁと思います。
特に山口拓郎さんの『買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則』は今回紹介した本と出版社と装丁が同じなので揃えたくなります(笑)
また、「日本語の表記」の本はまだ1冊しか読んでいないので今回は紹介しませんでしたが、一応その一冊を挙げておきます。
薄い本なので、読みやすいです。読んでいるときはなんだか雑学を知る気分になりました。
まだまだ文章は修行中なので、これらの本を読んで自分も頑張っていきます!