消えていった原因には主に3つの原因があるとされています。
原因1. 1989年に「セクハラ」という言葉が日本に浸透した。
同年、出版社に勤務する女性が職場の上司に対するセクシュアルハラスメント裁判を福岡地裁に提訴するという初めてのセクハラに関する裁判が行われました。
「セクハラ」という言葉はこの年の流行語大賞にも選ばれているそうです。
原因2. ブルセラ・ブームが1993年に起きた。
ブルマーを売る女子高生や、ブルマーを盗撮するなど、ブルマーが性風俗産業になっていき、学校側も無視できなくなっていったみたいです。
たとえば、広島県立広島井口高校では、1993年の運動会でブルマー姿の生徒が盗撮されるということがあったり、別の学校では、「ブルマーを売ってほしい」という手紙をもらった女子生徒もいたそうです。
1万円で売れるらしい...。
そして、学校がブルマーを廃止しない理由としてブルマーは機能性が優れているという主張がありましたが、1993年にJリーグが開幕し、女子バスケットボール、女子バレーボールの選手が短パン型のユニフォームで競技をしていたということがあり、機能性という理由に正当性を持つことが難しくなってしまいました。
また、1993年から1994年にかけてアメリカのバスケットボールリーグNBAの選手がダボっとした裾の長いパンツをはいていたこともブルマーの機能性に正当性を持つことを難しくさせたと考えられます。
たとえば、広島県立広島井口高校では、1993年の運動会でブルマー姿の生徒が盗撮されるということがあったり、別の学校では、「ブルマーを売ってほしい」という手紙をもらった女子生徒もいたそうです。
1万円で売れるらしい...。
原因3. ブルマーに変わる代替物が登場した。
そして、学校がブルマーを廃止しない理由としてブルマーは機能性が優れているという主張がありましたが、1993年にJリーグが開幕し、女子バスケットボール、女子バレーボールの選手が短パン型のユニフォームで競技をしていたということがあり、機能性という理由に正当性を持つことが難しくなってしまいました。
また、1993年から1994年にかけてアメリカのバスケットボールリーグNBAの選手がダボっとした裾の長いパンツをはいていたこともブルマーの機能性に正当性を持つことを難しくさせたと考えられます。
まとめ
以上のようなセクハラ、ブルセラ・ブーム、ブルマーの機能性という点から、学校もブルマー廃止に動き出すようになりました。
たとえば、1997年に埼玉県立越谷南高校では生徒からの要望でブルマーの廃止が決定しとそうです。
参考文献
山本雄二『ブルマーの謎 〈女子の身体〉と戦後日本』青弓社、2016年
高橋一郎萩原美代子谷口雅子掛水通子角田聡美『ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし』青弓社、2005年